高校時代に矯正治療を受けたことが、この道に進むきっかけでした

私は今ではこうして矯正を中心に診療する歯科医院の院長となっていますが、私自身も幼い頃は矯正装置が嫌でいったんは矯正治療を見送ったことがありました。しかし、高校生になってから歯並びが気になりだし、矯正治療を受けることにしました。始めてみると、硬い骨に支えられている歯なのに動くということが面白くて、歯並びや噛み合わせが整っていくのが喜びになりました。

その後、自分だけではなく他の人にもこうした矯正を通じた喜びを味わってほしいと思い、矯正治療を専門とする歯科医師となりました。

喜びの声をいただくと、この仕事をしていて良かったと思います

私が矯正治療をした患者さまが、「ここが良かったから」とお子さまにも治療を受けさせようと連れて来てくださったことがありました。頼りにしてもらえていることが分かり、やりがいを覚えた出来事でした。

また、きれいな歯並びになって治療を終えた患者さまから「こんなにきれいになるのだったらもっと早くに始めれば良かった」と感想をいただくこともあります。これが、私が矯正治療をやっていて良かったと思う瞬間です。

矯正を始めるタイミングを見逃さないよう、ご相談ください

矯正治療をするかどうかのご相談は、お子さまのうちに一度しておくことをおすすめします。

すべてのケースに当てはまるわけではありませんが、成長期であるお子さまのうちから治療を始めることで、成人矯正で大がかりな処置をするリスクを減らすことができます。骨格ができあがってしまうと歯を動かすのにも制約がありますが、何か問題があっても顎が成長期のうちに治療してあれば、大人になってからは軽度の矯正で済むからです。

ご相談は、ぜひ当院のような日本矯正歯科学会認定の臨床指導医(旧称：矯正専門医/中村 桂子)がいる歯科医院へお越しください。早めに治療を始めたほうがいいのか、それとも様子を見ていていいのかをアドバイスできますので、治療を始めるタイミングを見逃さずに済むというメリットがあります。

おすすめの治療方法は、やはりワイヤー矯正です

矯正治療の方法はさまざまなものがありますが、中でもおすすめはやはりワイヤー矯正です。細かいところまでしっかりと歯を動かすことができる上、歯の高さを変えて噛み合わせの位置も整えることができるという特徴があります。

より良い診療のため、歯科衛生士も矯正について学んでいます

歯科衛生士は通常、専門学校で矯正治療について詳しく学ぶことはありません。そこで当院では、新しく加わった歯科衛生士には矯正についてレクチャーやトレーニングを実施することにしています。さらに、幼い頃のお口の使い方が歯並びにどう影響するかについても、学びを深めてもらっています。

もちろん、当院に勤務して矯正を担当している歯科医師も、新しい矯正方法を学ぶなど、研鑽を怠ることはありません。

新しい矯正方法についてもアンテナを張り巡らしていきます

矯正治療は日々進化していて、日本だけでなく海外で新しい方法が生み出され注目を集めていることもあります。私はこれからも国内外にアンテナを張り巡らして情報を収集し、リスクが低く患者さまに合っているものがあれば、取り入れていきたいと思います。